家族写真の保存先を徹底比較！Synology NASがクラウド・Buffaloより選ばれる3つの理由

📸 はじめに：増え続ける家族写真、どこに保存するのが一番安心？

スマートフォンで撮る写真や動画は、あっという間に何万枚にもなりますよね。これらの「大切な家族の思い出」を、失くさずに、そしていつでも見返せるようにするには、どこに保存するのがベストでしょうか？

今回は、多くの人が悩む3つの保存方法を、専門知識なしで理解できるように分かりやすく比較し、筆者がなぜ最終的にSynology（シノロジー）のNASを選んだのかを解説します。

ここでは、BuffaloとSynologyのNASは、万が一の故障に備えてHDDを2台使う方法（RAID1）を選ぶことを前提に比較します。

ポイント	1. クラウドストレージ	2. Buffalo NAS (RAID1)	3. Synology NAS (RAID1)
A. お金（コスト）	最初は無料ですが、容量が増えると毎月ずっと支払いが必要。	本体代は比較的安い。一度買えば、月々の費用はほぼゼロ。	本体代はやや高め。一度買えば、月々の費用はほぼゼロ。
B. 安心・安全	データを会社に預けます。プライバシーの心配や、サービスが終わる可能性も。	データを自宅に保管。HDDが1台壊れても大丈夫（RAID1）。	HDD故障に強く、管理機能も充実。データを自分で守る安心感が最も高い。
C. 写真の見返しやすさ	すごく便利！顔や場所で自動整理、検索も簡単。	シンプルな「フォルダ」で管理。見返すには少し手間がかかる。	クラウド並みに便利！専用アプリで自動整理、検索も簡単。
D. 導入のしやすさ	一番簡単！アプリを入れるだけ。	簡単！ほとんど設定不要で、すぐに使い始められる。	ちょっと手間がかかる。初期設定は必要だが、その後の使い勝手が最高。
総合評価	🙆‍♂️ (とにかく手軽)	😐 (手軽だが機能が物足りない)	🥇 (安心、便利、経済的の全てが揃う)

Buffalo NASも、データを失わないための対策（RAID1）はできます。しかし、多くの人が「Synology」を選ぶのは、写真の「保存後」の快適さに大きな差があるからです。

家族の思い出は、保存するだけでなく、見返して楽しむことが大切です。

「クラウドの便利さ」を自宅に持ち込み： Synologyの「Synology Photos」という専用アプリは、まるでGoogle Photosのように優秀です。「〇〇ちゃん（顔）」「去年の旅行（場所）」といった条件で、自動で写真を整理・分類してくれます。
手間いらずの自動バックアップ： スマホで撮った写真も、家に帰ってWi-Fiに繋がれば自動でNASへ転送完了。スマホの容量不足の心配もなくなります。

BuffaloのNASでは、このような「写真を楽しむための機能」が弱く、ただのデータの「置き場」になりがちです。（逆にシンプルさが優先の場合は、BuffaloのNASという選択肢になります。）

データはすべて自分の家の中にあり、誰にも見られません。これは、プライバシーの観点から非常に重要です。

また、SynologyはNAS専門メーカーとして、HDDの状態を細かくチェックする機能など、データを守るための管理ツールが充実しています。RAID1でHDD故障に備えるだけでなく、「壊れないように見張る力」も強いのです。

クラウドは毎月支払いが必要ですが、NASは一度本体を買ってしまえば、その後は電気代くらいしかかかりません。

例えば、毎月1,300円のクラウド料金を10年間払い続けると、合計で15万円以上かかります。SynologyのNASは本体とHDD代が最初にかかりますが、数年でクラウドの支払い総額を追い抜き、長期的に圧倒的にお得になります。

保存方法	こんな人にオススメ！
クラウドストレージ	「とにかく設定が面倒！」「毎月の支払いは気にしない」という、究極の手軽さ重視の方。
Buffalo NAS	「とにかく安く済ませたい」「データのバックアップ（RAID1）だけできれば、見返しやすさは求めない」という方。
Synology NAS	「クラウド並みに快適に見返したい」「データの安全性とプライバシーを確保したい」「長い目で見てもっとお得に使いたい」という、全部の良いところを欲しい方。（初期設定は少し難しいけど大丈夫。）